6/1(土)奈良公演レポート

【ネタバレ注意!】今後参加する方で事前に内容を知りたくない方はご遠慮ください。※セットリストがあります!

●2024年6月1日(土) 開場 15:45 / 開演 16:30 奈良県 なら100年会館

写真はドラムの坂本 龍一さん@ryudrum_s、キーボードの山上佑さん@yuu_yamagamiのポストからお借りしました。

なら100年会館はJR奈良駅からすぐの所にあります。駅近のホールはいいですね!
開場して中に入ってみてびっくり。とても変わった作りの座席配置。2階席は可動式になっていて幾つかのパターンでの開催が可能なのだそうです。3階席までありましたが、どこからも見やすかったです。そして驚いたのが音の良さ。上の方でも凄くいい音。1階に降りてみるといつもより明らかに音量を上げてBGMを鳴らしていました。PAスタッフの方も鳴らし甲斐があるだろうなと思いました。ステージまで行ってみると、ステージの前端並べられた小型スピーカーからもかなりの音量。残響長めの“ライブ”なホールのようです。奈良市制100周年を記念して建設されたホールで“文化の船”をイメージして建築家の磯崎新氏が設計したそう。外壁と屋根とを同時に施工した「パンタドーム構法」が採用されたのだそうです。—–とまあ、建築物としてかなーり興味深い。詳しくはhttp://www.nara100.com/summary.htmlでご覧ください。

今回から夏セトリに変わると宣言されていたので、参加者はどんなセトリになるのかワクワクでした。と言っても、数曲の入れ替えなんだろうな。などと話していましたが、そこはサプライズ大好きな森高さんと森高スタッフさんたち。かなり衝撃的なセトリが組まれていたのでした。

開演時間を5分ほどしてもまだ始まりません。いつになく遅いなと思っていると「OYE COMO VA」が始まり音量が上げられました。この曲でオープニング?と思っていたらフェードアウト。まだ開演してませんでした。客席からは少し失笑気味な笑い声がありました。
そしていよいよ開演!!
ホワイトクイーンメンバーの装いが変わっていました。前を開けて登場した森高さんの衣装を見てびっくり。黒と金ではなく、青とシルバーのジャケット。背中側はスリーピースのスーツのベストみたいなタイプ。前公演までのより暑くなさそう。

「東京ラッシュ」が終わって、まあ頭の3曲は今まで同様だろう。と思いきや、2曲目は「夏はパラレイロン」でした。途中なんか歌詞がへんてこに聴こえましたが気のせいでしたかね?ワンコーラスであっさり終わらせて3曲目へ。つなぎのメロディーに続いて始まったのは「戻れない夏」。数名がパチパチと手拍子していましたが、大半は叩かずに聴いていました。スクラッチの音がし始め、手拍子がちょっと増えていきました。そして、ふとマリアちゃんに目が行きました。左手に黒いヘッドホンを持っていて耳に当てています。何聴きながらやってるんだろう。え?右手でなんかやってる!!!(驚)なんということでしょう。スクラッチをやっていました!!!スクラッチとはターンテーブルに載せたアナログレコードを手でこすって音を出すテクニックのこと—シャカシャカシューって音を出す奴です。マリアちゃん、見事に曲に合わせて右手を動かしてシャカシャカシュー!エアでやっているのだと思ったほどの出来栄え。台にMac Bookが載せられていました。マリアちゃんが機材を個人的に持っているのではなくて、以前にステージで畠中さんが使っていた奴なんじゃないか説がありますが、ちょっと分かりません。なぜマリアちゃんがやることになったのとか知りたいです。これから参戦する方々は見どころの一つなので是非マリアちゃんにもご注目ください。

お次は「海まで5分」でした。♪離さないで~からは両手を上げて右、左へと振ります。終演後に知り合いから「Hey!Hey!Hey!の収録の時、ADさんからの指示で両手振りっぱなしだったのはきつかったですね」と話が出ました。たしかにあの時はきつかったです。笑 

3曲歌い終わって、ここで最初のMCです。奈良は2021年12月の奈良県文化会館以来とのこと。「そのとき行ったよ~っていう人?」でまた手を挙げられない私。奈良での開催は通算で5回目なのだそうですが、今までなんだか敬遠していて、今回中学生の時の修学旅行ぶりに足を運んだのでした。駅も新しくなっていますし、自分が中学生の時に感じた街の雰囲気とは別の場所に変わっていました。地元の方々は1階席後方、2階席、3階席と後ろが多かったです。その分、前方にはDJPの方々が数多く見受けられました。「今日から夏セトリになります!」大拍手!衣装にも触れて「夏っぽくブルーになりました。前は黒とゴールドでしたが、今度はブルーとシルバーで夏っぽくなりました!なんかウルトラマンの隊員っぽいかな。」笑い!青にも色々ありますが、照明を受けてステージに見える色は紺色といった感じでした。初めての方が後方や2階、3階にたくさん。いつも通りの温かい拍手が湧きました。

「ララ サンシャイン」「二人は恋人」を歌って、次の曲のイントロは?と思っているとすぐにはイントロが始まらず、森高さんが「あ。そうだ!今度私どこか連れていってくださいよー!!」と言いました。おおーっ!!という歓声が起きました。「今度私どこか連れていってくださいよ」は久しぶりで懐かしやら楽しいやら。この曲も振り付けはさほど難しくないので初めての方もすぐに一緒にできますね。そういえばこの曲をカバーして歌った後輩の加藤紀子ちゃんは今どうしてるんですかね?と思ったら、5月22日にフジテレビの「ぽかぽか」に出ていたそう。女優とかバラエティーでご活躍のようですね。

森高さんは奈良に修学旅行で来たそうです。持っていたしかせんべいを狙われて、怖くなって鹿せんべいを放りだして逃げたとのこと。あるあるですね。私は3歳の時に上野動物園のやぎどもに餌を取られてびーびー泣いたことがトラウマになりました。みなさんも同じような経験がおありかもしれません。

「今日は街歩きはしてないんです…。」ええーっ!!「だって私だって行きたかったんだもん。」言い方がかわいい。この日から夏セトリが始まるのでリハーサルは長めに取らなければなりません。「みなさんはどこか行きました?」という問い掛けに「大仏の前で待ってたー!」「鹿の前で待ってたー!」などと声が飛びました。

「夏の日」「夏の海」と続いて、「SWEET CANDY」はスローヴァージョンで歌い上げました。同じくスローバージョンで披露していた「ファイト!!」との入れ替え曲です。スローなので♪手を振っている~でいつものように手を振りにくいなあと思いつつも、ここは軽く手を振ってみました。この日の森高さん、夏セトリに変わって明らかに緊張気味。それ故か喉も開ききっていないようで、高音がつらそうでした。ノーマルでもそんなにテンポが早い曲ではないので、スローだとかなり歌うのが大変そうな印象でした。「夏の日」の♪頬撫でる潮風~の所もかなり厳しかった様子。今後慣れていくとスムーズに出るようになるのかな。それにしても原曲キーのままで歌い続ける森高さんには感心しきりです。

「これぞ“夏”って感じの曲をやりました。」フー!!「街歩きはできなかったけど美味しいものは食べましたよ」とご当地のあれこれ紹介がスタート。

柿の葉すし本舗たなかの柿の葉すし、森奈良漬店の奈良漬パリポリ、だんご庄のおだんご、吉野本葛天極堂の葛もち、横田福栄堂の鹿サブレ、今西清兵衛商店の春鹿といった物が紹介されました。どこのお店も有名なはずなのに、地元の皆さんからの拍手はほどほどといった感じだったかな。なにしろ席が遠いせいもあって、声も出す方がいないしおとなしい印象でした。場所によってはテンションがり過ぎなくらい熱い方がいらっしゃる公演もあって、森高さんが度々口にするように公演に寄ってかなり雰囲気が異なります。柿の葉すしは種類があるようで、客席から「さば!」という声が掛けられているのに「鯛?」「鯖!」「鯛?」とちぐはぐに。今回のホール。冒頭に書いたように開演前のBGMがガンガン大音量で流されているほどPAのスタッフさんが鳴らしたくなるような“いい音”だったのです。残響が長めなので客席からの音がクリアに聞こえないのです。私の席でも遠くの方の叫び声は何を言ってるのか聞き取れませんでした。本当にホールの音響の違いって面白いです。

「大仏プリンはー?」という女性の声。「大仏プリンは食べてない!!なんで(用意してくれてなかったの)?おみやげにもらってもいいけど。」笑い!鹿サブレは「意外と言っちゃ変ですけど、バターの香りもしててめっちゃ美味しかった!」と大絶賛。翌日食べてみましたが、特にバター感なかったけどな。(^^;

今回のセトリでは「テリヤキ・バーガー」や「17才」などのアレンジを少し変えたようです。こんな違いもあるので、バンドメンバーの皆さんも大変だったと思います。

グッズ紹介では最前列や2列目の方から生写真を借りていましたが、今回はやりませでした。出している人がいなかったのかな。ちょっと私の席からでは分からかなったです。森高さんもあまり受け取ろうとしていなかったように見えました。

ホワイトクイーンメンバー紹介ではなんと横山さんの声が聞けました!!
「横山さんは奈良に住んでるだよね。奈良のどこ?言っちゃいけないか。」と森高さん。すると横山さんは「生駒市です。」とあっさり返事。「奈良に住んで何年ですか?」「転々としてるんで。」「あ、そっか。」「建売住宅を買ったりして。」「そんな細かいことは言わなくても。奈良はどうですか?」「奈良はいい所ですよ。」とポンポンやりとり。さすがに長い付き合いって感じでした。なんか羨ましかった。

「残り3曲になってしまいましたあ!」ええーっ!!「楽しい時間はあっという間なんです。覚悟してください!」この“覚悟してください”はあちこちの公演でよく言ってるんですけど、どういう覚悟なんだと個人的にはちょっとよくわかりません。笑

本編ラストは「雨のち晴れ」ではなくて「私の夏」でした。せいぜい2,3曲の入れ替えかと思いきや、すごい数の入れ替え。ガラッとセトリが変わりました。そして、アンコールではなんと「青春」を歌ってくれました。てっきり「NEW SEASON」だと思っていた客席にとってまだ入れ替わりがあるとは。昔からこういうサプライズ感のあることをしてくれるんですよね。こういうの大好きっ!!

歌い終わって「皆さん青春してますかー!!」と森高さん。いやー、いいね。青春してるよな。

最初のMCでやっていた能登の地震への募金協力のお話。てっきりカットになったのかと思っていたら、ここで話がありました。

「普通はこんなにセトリは変えないんですけど、どうでしたかあ?」いやはや驚くやらうれしいやら。ずっとツアーを回って来て残りは5公演ですが、慣れていたセトリから大幅に変更されてとても新鮮なイメージになりました。森高さんやホワイトクイーンの皆さん、スタッフさん、凄く大変だと思います。感謝、感謝!!

開演が少し遅れましたが、終わったのはいつもとだいたい同じ時間。街歩きがなかった分、MCが少し短かったですかね。

とても素晴らしいホールで新しい夏セトリ。森高さんの衣装が変わって、マリアちゃんのDJプレイがあって、横山さんの声が聞けてと、大満足の奈良公演でした!!大いに盛り上がりました。
さあ、翌日は愛知の豊橋に移動しての参戦だ。

 

森高千里インスタグラム:https://www.instagram.com/p/C7rANgvv6yB/?hl=ja&img_index=1

 

<セットリスト>
1. 東京ラッシュ
2. 夏はパラレイロン
3. 戻れない夏
4. 海まで5分
MC
5. ララ サンシャイン
6. 二人は恋人
7. 今度私どこか連れていってくださいよ
8. しりたがり
9. オーバーヒート・ナイト

MC
10. 夏の日
11. 夏の海
12. SWEET CANDY(スローヴァージョン)
13. テリヤキ・バーガー
MC
14. 渡良瀬橋
15. 雨(アルバム・ヴァージョン)
16. 17才
17. 私がオバさんになっても
MC
18. あなたは人気者
19. 夜の煙突
20. 私の夏
(アンコール)
21. 気分爽快
22. 青春
MC
23. この街
(ダブルアンコール)
24. コンサートの夜

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