第1章STEP1の内容に関して間違いがありましたので訂正します(^-^;;
一番低い音では New Season で Ab を使っています。
#CDで確認しました(^-^;;
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第1章 歌い方編
STEP 2 に入る前に
STEP 1 でも少し触れましたように、デビュー当時と現在では音域そして
歌い方にも変化がみられます。STEP 2 以降は最近の森高さんの歌い方を
マスターするための方法として進めていきます。
STEP 2 - 発音方法
2-1 母音の発音
あ行の5音の発音を歌い方と絡めて順次説明していきます。
”あ”ですが基本的に普通に発音しています。フレーズの途中にでてくる
”あ”は自然に発音すればいいでしょう。しかしフレーズの頭、つまり
一番最初が”あ”の場合違ってきます。代表的な例をあげましょう。
<雨>の「なみだは ”あ”めのせいよ」です。この部分はサビに入る直前
の大切な部分でこの”あ”を強調して歌います。”あ”の前に”ん”を入れ
るつもりで破裂させるようなイメージで発音してください。
”い”は普通でも発音しずらい音です。特に高い音のときに”い”が入っ
ていたり低い音から高い音に飛んだときの音が”い”だとなかなかうまく
いきません。<気分爽快>の「あしたデートだね」の”ー”の部分は本来
なら”え”になりますが”い”で発音したほうが似ます。
CDで聴くと”い”と”え”の中間っぽい発音に聞えますが、あえて”い”
にして口角を思いきり横にひっぱり歌ってください。フレーズの先頭や特に
サビにこの”い”がある場合はこの方法が効果的です。しかしとても歌い
づらいのでポイントでつかってみるのがよいでしょう。
新曲<Let’s Go>の「い〜かなくちゃ」が典型です。
”う”と”え”は普通でいいでしょう。しかし強調を含めてフレーズの
先頭の場合は、直前ちょっと息を止める感じで勢いよく出す方法を使います。
<鬼たいじ>の「うじゃ うじゃ」など。
”お”も普通がほとんどです。<私の夏>の「ゴロゴロしよう」の”う”
は”お”にして、のばしているときに口を小さくすぼめて”ほ”といってい
るつもりで歌うと感じがでます。
2-2 子音の発音
カ行に関しては特に目立つ特徴がないのでコメントすることはありません。
サ行では”し”について説明します。”し”の母音は”い”であるので
口角を横にひっぱる発音ですが、歌全体にわたって”し”の発音は”しゅ”
と発音するときの口の形で”し”といってください。
あらゆる歌に「わたし」という言葉がたくさんでてくるので、これは必須。
タ行ナ行は一度舌を上にくっつけて離れるときに発する音ですが
母音が”あ”と”え”と”お”になるものでは、舌を歯と歯に軽く挟んで
から出してみてください。森高さんはちょっと舌が長いようで、喋るときよ
りも歌にその印象を受けます。これを強調することにより、さらに森高っぽい
発音になるでしょう。<雨>の「なみだは」「ないて」の”な”など。
前述の「わたし」の”た”などもそれにあたります。
ハ、マ、ヤ、ラ行そして”わ”の場合、強調したいところは2-1で説明した
母音の発音に沿って発音すればいいですし、あとは素直に発音しても問題あり
ません。
問題は”ん”です。私も苦労しているこの発音。森高さんは鼻にかかった
声のせいなのか口を閉じて”ん”と自然に発音しています。
私がこの方法で発音して歌うと、うなってしまいます(^-^;;
他の歌を最近たくさん聴いてないので定かではありませんが、フレーズの
最後でしかも延ばす音に”ん”がある歌が多いように感じます。
というよりは普通”ん”をのばすところにもってくるような作詞はしないから
ではないかと思います。母音で延ばす方が気持ちよく歌えますからね。
<この街>の「安くてしんせん」や<夏の日>の「れんらくせん」など
うなってもよいような歌詞ではないので尚更困り物です。
この音だけはお手上げで、ちょっとだけ口をあけて外に逃がしながら鼻に
抜けるように発音しています。鼻にきれいに抜けて発音できるかたは自然に
発音すればOKです。
もうひとつおまけで<鬼たいじ>に「うじゃ うじゃ」というフレーズが
ありますが、とても特徴のある発音なのです。この歌ではここがポイントと
いってもいいでしょうね。これはいろいろ研究したのですがまだ完成して
いません。今の段階では「うざ うざ」という感じに聴こえることから
「うざゃ うざゃ」というつもりで私はうたっています。
文章で説明するのは難しい部分もありますから判りにくいかもしれません。
以上の発音方法は、森高さんの歌い方と同じというわけではなくて
ちょっと鼻にかかった声に似せるためと、特徴をだす意味で誇張するための
方法です。これを曲全体に使うのではなくポイントで使うことがより効果的
です。どこで使うかは歌う方のフィーリングにかかわってきますが
サビの部分やフレーズの先頭などをおすすめします。
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次回予告
第1章 歌い方編 : STEP 3 - 発声方法
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