2/23(金)青森・八戸公演レポート

【ネタバレ注意!】今後参加する方で事前に内容を知りたくない方はご遠慮ください。※セットリストがあります!

●2024年2月23日(金) 開場 15:45 / 開演 16:30 青森県八戸市 八戸市公会堂

写真はドラムの坂本 龍一さん@ryudrum_sのポストからお借りしました。

同じ週の数日前には初夏の陽気などと言われとんでもなく暖かかったのですが、移転してまた真冬の寒さに。今回の八戸市はさずかし寒かろうとかなり着込んでの会場に向かいました。会場に向かう時間は人それぞれですが、だいたい同じ時間に同じ顔ぶれが現地入りするようで、この日も同じ新幹線にお顔見知りが同乗していたので、八戸市からタクシーで八戸市公会堂に向かいました。開演1時間ほど前に着きましたが、ホテルのチェックインに向かった人や開演前のオフ会に行っている人などが多かったようで、いつになく人が少ないなあという印象でした。それにしても、鹿児島の宝山ホールの時の雰囲気と違うぞ。盛り上がるんだろうか?自身初の青森県。前回の2019年の公演の際は空き席が多く、7割程度しか埋まらなかったとか。
入場して驚いたのは、会場内の壁面や椅子、トイレに至るまでとても綺麗だったこと。公会堂という名の地味な外観とはまるで違う雰囲気でした。2階席に行ってみましたが、キャパ1500席ほどのホールなので、ステージがあまり遠くに感じなかったです。2階最後尾にいた外国人男性が「ここ2階でいいですか?」とチケットを見せてきたので、見てみるとちゃんと席も合っていました。どこの国の方なのかな。森高さんの公演にはちらほら外国人の方もお見えになっていますね。

5分ほど押して開演。九州の2公演にも行った遠征陣は今日もまた参戦しているようです。森高さんの登場でいきなりたくさんの声援が飛びました。九州に続き、この公演も前方ブロックにツアーT姿の人が多く、DJP(森高千里オフィシャルモバイルファンクラブ「Digital JULIA premium」)の会員が多いようでした。今回の席はドセンで、前の方には気心知れた仲間が縦に並んで見えていました。両脇も顔見知り。これは気分が盛り上がりそう!

「東京ラッシュ」「ザ・ミーハー」とそれなりに振り付けがある曲でのスタートはいつも通り。出だしから森高さん好調のようです。

最初のMCで2019年に青森で公演を行ったことに触れ、「その時来た人~?」と聞かれましたが、手を挙げられない私。なんだか青森は遠いイメージがあってパスしたのか、仕事だったのか。どうして行かなかったのかよく覚えていません。そして、驚いたのはいきなり顔が見たいと言い出して客席を眺めはじめたこと。最初のMCでこんなことをやったのは史上初のことだと思います。なんでですかね?最近客席の顔ぶれが気になるんですかね。眺めて回って、「あー、だいたい分かりました」だって。どう分かったんでしょうか?(笑)

「道」の後半で、ちょっと歌詞が詰まってしまったところがありましたが、ほんの一瞬でした。

ご当地のあれこれ紹介。今回もたくさん調べてあって、用意しておいてもらったようです。八戸せんべい汁、日本料理と鮨の店ぼてじゅうのいちご煮、むつ食品のフライシリーズ、青森土産と和菓子の店しんぼりの南部せんべいチョコQ助、花万食品株式会社のなかよし、アルパジョンの朝の八甲田、サンフジなどのりんごなどが紹介されました。
いちご煮は果物のいちごを煮た物という訳ではなくて、ウニとアワビの吸物です。味の加久の屋の缶詰やパックの物が有名なようですが、たくさんの店で味わえます。森高さんが楽屋で食べたのはぼてじゅうというお店のいちご煮でした。チョコQ助を買おうと思っていたのですがみやげ物の売店が閉まってしまい、駅の他の売店で買えたのは味の加久の屋のいちご煮の缶詰とチョコQ助(しんぼり)に似たとなりのちよこちゃん(小松製菓)でした。某売店に行った知り合いが聞いた話ですが、チョコQ助はとても人気が高くて入荷するとすぐに売り切れてしまうそうです。朝の八甲田はチーズケーキだそうで、森高さんが「4日間で35万個売れたそうですよ」と言っていましたが、地元の方々はそんなに食べない様子で反応薄でした。お店のWEBサイトを見に行ったら、たしかに「4日間で35万個売れた」と書いてあって、森高さんはちゃんと見に行ってるんですね。

今回のやりとりでは、地元の方々からの返事や拍手がとても多かったです。あまり反応が返って来ない公演もありますが、青森の方々はなんだか積極的。客席の1階席中盤から後方や2階席は森高ライブに初参加の方が大勢いましたが、あちこちから反応がありました。これには森高さんもかなり気分が良かったのではないでしょうか。でも、中には「食べな~い」「知らな~い」といった返事もあって、とても楽しい雰囲気でMCが進んで行きました。前方の慣れた方々は八戸市入りして早速色々と仕込んでいたので、いちご煮やなかよし、チョコQ助などは買ってきたものを掲げる人が結構いました。

最初は慣れていなかった青森の方々も、徐々にほぐれてきたのか、会場全体がとても気持ちの良い手拍子、拍手に包まれながらライブは進んで行きました。何度も1階席の後方や2階席を振り返って眺めたのは、それだけ森高さんが後方や2階席に声を掛けたから。煽りではなかったですけど、視線を向け、声を掛けてあげるのは良いですね。何と言っても森高さんがメインなんですから、森高ライブ未経験だった方々をどんどん森高ワールドに引き込んで行って欲しいです。
私の席はドセンでしたが、このホールは自分より前の方々がほどよくほぐれて見えるので、隙間が多くて森高さんが見やすかったです。ドセンだからオーディオだったら抜群の位置なんですが、ホールで前の方だとあまり良いとは言い切れませんでした。
メンバーの皆さんがよく見える席だったので、演奏しながら体をゆすったりする仕草も眺めていました。「私オバ」の時のマリアちゃんが楽しそうだったなあ。キーボードの佑ちゃんは演奏しながら客席を相当眺めています。新顔である坂本君はどんな感じかあまり見れていませんが、譜面に忠実に叩いてくれていて、この曲ではこうあるべきというドラミングで違和感を感じさせない音を聴かせてくれています。横山さんはリズミカルでいつもノリノリ、高橋さんは常に冷静と言った感じで控えめ。ホワイトクイーンメンバーが奏でるハーモニーは抜群だと思います。

ホワイトクイーン紹介での演奏がだんだん良くなって来ています。最初の都城公演のときはなんだかうまくいかなくて森高さんにダメ出しされたのですが、すでに様変わりです。都城公演から新たに加わったドラマーの坂本龍一君。パワフルなドラミングで、まったく違和感なく溶け込んでいます。ステージから去るときも凄く堂々としていてステージ慣れしているようです。坂本君を皮切りに、メンバーが演奏に加わって行くスタイルになったので、森高さんがメンバーを紹介する度に客席から声が掛りますが、演奏しているためにお手振りやハートマークなどを貰えなくなったのが残念です。

「残りあと3曲になってしまいました」で「ええーーーっ!!」というお決まりのやりとりがあり、そのあとの「あなたは人気者」で森高さんの振り付け指導が!!実に久しぶりですね。「簡単ですからやってみてくださいね」と振り付けをしてみせる森高さん。客席がその動きに合わせて動き始めると、「まだやらないでいいです。私だけ。」と静止!(苦笑)森高さん1人だけで歌いながら振り付け指導が始まったものの、プロンプターに歌詞が出ていないとはいえ、歌詞はグダグダに。けれども、あくまでも振り付けを知らない1階席後方や2階席の方々に教えるんですという意志を感じました。より会場が一体になって欲しいと思っていたんでしょうね。あらかじめ振り付け指導をすることが決まっていたのか、思い立って始めたのかは分かりませんが、振り付け指導の甲斐あって今回の「あなたは人気者」は会場全体がひとつになっていたと思います。曲の途中の手拍子は大きな音量となってホールに鳴り響いていました。

アンコールでの「気分爽快」を終えて、次は「ドンスト」と思いきや、流れてきたのは「NEW SEASON」のイントロ!!
驚きました。と書きたいところですが、実は物販開始前から行列に並んでいた知り合いから、リハーサルの音漏れで「NEW SEASON」が聞こえていたとのこと。春バージョン用の練習かななどと話していたのですが、まさかのアンコール曲入りでした。アンコールで「NEW SEASON」が歌われるのは初のパターンではないでしょうか。なんだか新鮮でした。「ここでどうよ!」と自信ありげな表情を見せた森高さん、途中感極まったようで、また一瞬歌詞が詰まりました。デビューから今までのことが走馬灯のように蘇って感慨深かったのかもしれません。すべてはこの1曲から始まった。客席にいた森高ファンの目にも涙があったようです。ああ、そんな感涙する森高ファンを見てのもらい泣きだったのかも。

そして、今回の公演での最大のエピソードが勃発!最前列にいた女性が手にしていたバービー人形が森高さんの目に止まりました。というか、公演中ずっと気になっていたのでしょう。興味津々な森高さんは女性から人形を手に取り「くれるの?プレゼント?」とやりとり。今回の黒いジャケットの衣装を手作りして着せてある超スペシャルなバービー人形です。でも、素晴らしい出来栄えゆえに、いきなりもらってしまうのは申し訳ないと思ったのか、「あ、でもまた今度のときにね。」と戻されたのですが、手にしている間、人形をくまなく眺め続け、しまいにはスカートの中まで覗き込みました。思わず『のぞかないでよ』というフレーズが頭に浮かんできた方が多かったのでは。『エッチなんだから、もう!!』っていうフレーズも浮かんだかも。Mパン履かせていたら、さらに盛り上がったかもです。バービー人形といえば、Xにポストしているいくら姫さんですね。去年のCOTTON CLUB公演ですぐ目の前の席にバービー人形を持って座っていらっしゃったので、お声掛けさせていただいたことがありました。今回最前列を引き当てたので、森高さんに手渡して見てもらえるいいチャンスになりましたね。その昔、ベスト君人形を作って持って行った夫婦がいらっしゃって、その時も森高さんが手に取ってくれたのを思い出しました。最前列ならではの絶好のチャンス。逃さないようにですね。
終演後にいくら姫さんのバービー人形をたくさんの方々が撮影していましたので、私も撮らせていただきました。とてもよくできていますね。「夜なべして作りました」と仰っていました。

「皆さんの顔が見たいです。」とまた客席をくまなく見ていく森高さん。「私の照明落としてもらえますか?」照明を浴びていると奥の方はよく見えないので、照明さんに指示してスポットライトが弱められ、2階席までしっかりと眺め続けました。「ステージから皆さんの顔がよく見えるんですよ。」とお決まりのフレーズも口にしつつ、本当にじっくり、じろじろといった感じで見ていました。ステージ前に小さな女の子がいて、周囲の方々はここに女の子いるよとアピールしていましたが、目に止まらなかった様子。

2階席で孤軍奮闘していた方によると、声を出す人がいなくてずっと静かだったようですが、下にいた印象ではとにかく拍手や手拍子がしっかり聞こえていて、森高さんが声を掛けたときにはみなさん手を振ったりして盛り上がっていた印象を受けました。年明けからの3公演の中では最も熱く盛り上がった公演だったと思います。寒いお土地柄ですが、青森の方々はとても熱く元気が良かったです。

さて、1日あいだを空けて、次は山形県南陽市での開催です。森高さんたちは日帰りせずに移動するようです。私は今回は日帰りして、日曜日に山形を目指します。南陽公演でも盛り上がりましょう!

森高千里インスタグラム:https://www.instagram.com/p/C3sDzPJJLpa/?hl=ja&img_index=1

 

<セットリスト>
1. 東京ラッシュ
2. ザ・ミーハー
3. 非実力派宣言
MC
4. 道
5. 銀色の夢
6. その後の私
7. しりたがり
8. オーバーヒート・ナイト
MC
9. ララ サンシャイン
10. 二人は恋人
11. SNOW AGAIN
12. テリヤキ・バーガー
MC
13. 渡良瀬橋
14. 雨(アルバム・ヴァージョン)
15. 17才
16. 私がオバさんになっても
MC
17. あなたは人気者
18. 夜の煙突
19. 雨のち晴れ
(アンコール)
20. 気分爽快
21. NEW SEASON
MC
22. この街
(ダブルアンコール)
23. コンサートの夜

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